面接・体験入店に来てくれたキャストさんに本入店してもらうための重要な業務に「給料システムの説明」があります。
働く人にとって給料というのはもっとも関心が高いポイントです。
マネージャーとして面接をしたり入店フォローをしたりする黒服さんは、しっかりと自店の給料システムを把握し、説明ができるようにしておきましょう。
給料システムはお店によってさまざまですが、キャバクラ嬢の給料システム基本パターン4つ だいたこの4パターンかその組み合わせです。
給料システムの説明
まず相手のニーズを的確に把握して、そのニーズに合わせて具体的に説明してあげることが大切です。
応募者の興味と理解度にペースに合わせながら、ゆっくり焦らずやりましょう。
目標金額の確認
まずは月にいくら必要なのかを確認します。
本人が「いくら稼ぎたいのか」を把握しないことには、給料システムのどんなポイントを推して話すべきか分かりません。
稼ぐ目的まで分かれば、どのくらいのブレ幅まで許容できるのかもある程度分かります。
シフトの確認
続いてどのくらいの日数働けるのかを確認します。
週2日なのか週5日なのかでは、働き方や適切な給料システムは全然違います。
シフトが少ないのであれば売上バックが効率的に稼げます。
ダブルワークキャバ嬢必見!少ない出勤でも効率よく給料を稼ぐ方法
目標時給を逆算
目標金額と月間の出勤日数が分かれば、あとは1日当たりの勤務時間を想定して逆算すれば、時給にする必要があるのかが分かります。
目標金額 ÷ 勤務時間(出勤日数×平均勤務時間) = 目標金額に必要な時給
目標指名・売上を逆算
ここまでの計算で必要な時給に到達するために必要な指名本数や売上はいくらなのかが分かります。
あとはその本数や売上を達成するために、必要なサポートは惜しまないということを精一杯伝えましょう。
気を付けるポイント
細かく目配り気配り心配りをして、これから働いてくれるキャストさんの不安や懸念を可能な限り払拭しましょう。
給料システムの説明が終わった時に、「よし、このお店で頑張ろう!」と思ってもらえていれば成功です。
理解しているか
自分達の言葉の定義や常識がそのまま相手にも通じるわけではありません。
特に未経験のキャストさんにとってはキャバクラの業界用語や慣習など分からないことだらけでとても不安です。
一つ一つ、相手の顔色を見ながら「ここまで大丈夫ですか?」「何か分からないことがあったら遠慮なく話を止めて聞いてくださいね」と声をかけましょう。
あと、計算をする時はゆっくりと、キャストさんにも見せながらやりましょう。
一人でぶつぶつ言いながら高速で電卓を叩いてはじき出した数字に理解も納得もありません。
納得しているか
質問に対しては相手が納得するまでしっかりと説明しましょう。
自分がよく分からない、突っ込まれたくないなどで、納得していないところをスルーしようとすると不信感が残ります。
分からないことは上長に確認し、伝えるべき事は誠実に伝えましょう。
具体的に
「1ヵ月に本指名100本!売上150万」とか言われても、経験の浅いキャストさんにはピンと来ません。
「1ヵ月に20日間出勤と仮定すると、1日当たり5本、だいたい2人くらい指名のお客様が来店されるイメージです」と具体的に1日あたりの例を挙げて話しましょう。
保証時給
保証時給を組む際には、期間、条件をしっかりと伝えましょう。
曖昧にしておくと後で「そんなの聞いてない」といったトラブルの元になります。