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書評『日本一サービスにうるさい街で、古すぎるキャバレーがなぜ愛され続けるのか』

投稿日:2015年10月19日 更新日:

銀座に古くからあるキャバレー【白いばら】に19歳から50年間勤め上げた元店長の本を読みました。

バブルもバブル崩壊もリーマンショックもすべて経験し、業績が良い時も悪い時もあり、何とかお店を盛り上げようと本当に色んなアイデアを試して試行錯誤し ながら経営を継続してきた軌跡が綴られています。

著者:山崎征一郎

教師を目指していたが、19歳で白いばらに入店、50年間勤め上げた。70年代のキャバレー全盛期を盛り立て、バブル崩壊によるキャバレー衰退期には店の経営ばかりでなく、接客や演出面に至るまで多くのアイデアを出し、周囲のキャバレーが倒産するなか、白いばらを人気店に押し上げた名店長。2011年9月、退職。(著者紹介より)

本の内容

第一章 白いばらは、今夜も元気に営業中

18歳から50歳代までのホステスが在籍していて、お客様から「ここは銀座じゃないね」「昭和の化石だな」とからかわれることもある、「銀座の大衆店」というコンセプトを高級クラブやキャバクラとの違いも踏まえて紹介されています。

第二章 素人の接客でもお客さまに満足していただける理由

昼間はOLや学生など、ダブルワークをしているホステスの接客でもお客様に満足していただくことはできます。

その為に必要な仕組みやお店の雰囲気などが紹介されています。

余談ですが、お客様と結婚して寿退社したホステスさんも結構いるそうです。

第三章 白いばらを支えてくれたお客さまたち

高級クラブやキャバクラとは違うとは言え、ホステスが会話で接客をする形態には変わりありません。

お客様がどんな風に白いばらで楽しんでいるのかが紹介されています。

第四章 サービスは一刹那、一瞬の積み重ねが勝負

お客様を楽しませて繁盛店にするために、試行錯誤しながら色々なサービスを考え出してきたことが紹介されています。

季節ごとのイベントの例なんかは、キャバクラ事業者にとっても参考になる内容です。

第五章 高級クラブには負けられないと走り続けた50年間

高級クラブから移ってくるホステスは採用しないという徹底ぶりに驚きました。普通ならどうしても目先の売上を考えてしまいます。

あと、「ホステスのやる気はアゴでわかる」の部分がおもろかったです。

第六章 すべてはお客さまのために

不景気や時代の変化によって多くのキャバレーが消えていった中で、白いばらが生き残ってこれたのはキャバレーの本質を見失わなかったからだと考えられています。

つぶれそうな店に実際に行ってみて、多くのことを学んだそうです。

まとめ

山崎店長が、黒服やホステスという仕事から「人を楽しませる」というサービスについてとことん向き合って来られたことが、不景気の時にもキャバレーが衰退した現在でも生き残る繁盛店にできたのだと思います。

我々も、自分たちが携わっている商売にについて本が出せるくらいに極めているか、自問自答させられる内容でした。

一度白いばらに行ってみて、また感想を記事にしたいと思います。

『日本一サービスにうるさい街で、古すぎるキャバレーがなぜ愛され続けるのか』

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