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経済成長は不可能なのか - 少子化と財政難を克服する条件

投稿日:2014年2月13日 更新日:

先日、KARAの事を書いたブログで、
「物質的な生産性の向上だけでなく、多くの人が高くても欲しい、サービスを受けたいと思えるような価格タームの生産性の向上に日本の成長があるような気がします」
と書きましたが、これを実現するに、日本は何をするべきかを考えてみます。
国債の日銀引受には根強い拒否反応があるみたいですが、個人的には先日読んだ本『経済成長は不可能なのか』の主張がしっくりきました。

その前に読んだ、『超マクロ展望 世界経済の真実』では、

「日銀が量的緩和をしてベースマネーを増やしても、物価や所得の上昇には繋がらない。むしろバブルが起こるだけで、しかも国内で起こるかさえ分からない。マネーは国内に留まらない可能性が高い」

という主張がありましたが、前者には【政府支出としての使い道】という論点が加わっていて、納得しました。

経済成長は不可能なのか - 少子化と財政難を克服する条件 (中公新書)/盛山 和夫

主張としてはこんな感じだったと思います。

(ちょっと手元に本が無いのであいまいですが・・・)

・GDPには政府支出も含まれるので、財政再建の為にムダを削減しても経済成長は出来ない
・むしろ、企業の資金需要が停滞している今は、政府支出を増やすべきだ
・政府支出の使い道が大事で、経済全体を成長させる為の使い方を考えられないのが問題
・その使い道が、震災復興・社会保障・科学技術、教育への投資

シナリオはだいたいこんな感じだったと思います・・・。(またあいまいですが・・・)

1 国債日銀引受
2 震災復興・社会保障・科学技術、教育への投資
3 価格タームの生産性向上
4 名目GDPの成長とインフレ
5 名目GDPの成長と増税による税収増加で財政健全化

う~ん、違ったかな・・・。

2→3の因果がとても悩ましいところですが、ここが【投資】たるゆえんだと思います。

科学技術の振興や教育への投資というのは、短期的に目に見える効果が出しにくく、IPS細胞の様な確実に使えるものもあれば、スーパーコンピュータ京のように、「2位じゃダメなんですか?」と予算を削られてしまうものもあります。

そういった玉石混淆の中でも、「ムダ」と切り捨ててしまえばそれ以上の成長可能性は無いわけで、菅さんがおっしゃった【最小不幸社会】なんていうネガティブな未来しか無いのだと思います。

先日、≪池上彰の学べるニュース≫を見ていたら、内戦状態から開放されて、国を再興していくためにはまず教育から始めなければならないと報じていました。
ずっと戦争ばかりしてきたので、大人の識字率も30%以下なのだそうです。
戦争しか知らない南スーダンの人たちに、仕事を教え、読み書きを教え、そこで教わった人たちが次の世代の人たちに教えていく。
国の成長は、まず教育をする事から始まると感じました。

余談ですが、誰かが「少女時代の歌とダンスは、脳科学的に人を元気にさせる」とおっしゃっていましたが、コレが本当で計算されつくしていたらすごいですよね。
(本当だとしたら)科学技術の発展なくしては出来ない事です。

ちなみに私はKARAの動画を見ていると元気が出ます(笑)
ホントに計算されているんじゃないかと思うくらいです(笑)
投資したからといって必ず成長できるわけではないけど、ムダの削減の先に成長は無いとしたら、取るべき行動は投資だと思います。
これは企業を経営していてもそうですよね。
飲食店なんかでも、コストを削減しただけならだいたい売上も落ちます。
≪使う事≫と≪使い道≫が大事って事だと思います。

紹介した書籍

超マクロ展望 世界経済の真実

経済成長は不可能なのか - 少子化と財政難を克服する条件

-おすすめ本

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