経営

葡萄酒の戦略(2011-03-05)

投稿日:2014年2月13日 更新日:

昨日、アーサー・D・リトル・ジャパン株式会社 プリンシパル 前田 琢磨 氏の講演を聴きに行きました。

テーマ:「葡萄酒の戦略」~経営コンサルタントが語る戦略の真髄~
先日も、「戦略って何?」というテーマでブログを書きましたが、依然として良く分かっていませんでした。

そのモヤモヤが少し解消しました。

やはり、定期的に一流の人の話を聴きに行く事は、非常に為になると感じました。
すごく動機付けされます。
で、前田さんの言葉を借りて「戦略ってなんじゃーーーーーーーい!」という問いに答えるとすると、、、

「戦略とは意志である」

ようするに、「何をするか決める」という事だと思います。
それは分析の積み上げによって導き出されるものではありません。

「何によって社会に貢献するか」と言う、強くてぶれない【戦略原点】の基に【浮かんでくる】のだそうです。

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『経営戦略を問い直す』の著書で有名な、神戸大学の三品和広教授の主張とかなり近いと思います。
三品教授は、「戦略は人に宿る」として、その属人性を説いています。
だからこそ、経営者の【事業観】、それを生み出す教養と人間性が大切だとおっしゃっています。
経営戦略を問いなおす (ちくま新書)/三品 和広

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その戦略を実行に移すときには、「なぜやるか」「やるとどうなるか」というロジカルなストーリーが必要です。
それによって、【実体が無い】戦略(目的)と【具体的な】戦術(手段)の意識の整合を取るのです。

【戦略的思考】についても、少しお話されていました。

【戦略的】な思考をしている人は、

「課題は何だ?」という問題意識の基、

「そのことだけを考え、、、」
「これをやって、次は、、、」
「なぜやる?」
「やるとどうなる?」
「ああしなきゃ、こうしなきゃ」
「もっとこうしないと」
「エネルギーを使う」

【戦術的】な思考をしている人は、、

「~しながら、、、」
「こうしたら次はこうやる(決まっている」
「いつもこうしている」
「過意識的(考えなくてもできる)」
「運営的」
「省エネ」

 

日本では、新入社員として入社してから若手社員のうちはほとんど戦術的、手段的な仕事の仕方で、さらには管理職になってもそのような仕事の仕方が多いとおっしゃっていました。
だから、役員になった時に、急に戦略的思考を求められてもなかなかできないそうです。

逆に欧米では、若手でも【幹部候補生】は徹底的に戦略的思考を鍛えられます。
GEの通称「クロトンビル」におけるBMC (ビジネス・マネジメント・コース)や「セッションC」が有名ですね。
どちらが良い、悪いの話ではなく、組織内での階層が高くなればなるほどより戦略的な思考が求められるということでした。
もう少し言うと、どんな仕事でも相対的に見ると目的と手段に分かれる。
どっちの意識で働くかで若いうちから戦略的思考を鍛える事も可能だという事だと思います。
では、【戦略が浮かんでくる】というのは、どんな感じなのでしょうか。
戦略系コンサルティングファームはクライアントの戦略を立案するのが仕事です。

前田さんはそれをこんな風におっしゃっていました。
「仮説が浮かんでくる時には、頭の中でいろんな知識、フレームワーク、経験を総動員しているのを感じる」
「仮説が浮かんだ瞬時に、それを裏付ける分析検証を行う」

その浮かんでくる戦略(仮説)の精度と、その妥当性を裏付けるリサーチと分析が付加価値なのだと思います。

戦略コンサルタントは、「意志決定の支援」をする事が仕事。
だから、【意志・意識】が無い人に何を提案しても響かないそうです。

私が以前いたのは、「戦略実行の支援」をする、組織・人事系の会社でした。
前田さんがおっしゃる、実体が無い戦略(目的)と具体的な戦術(手段)の【意識の整合を取る】お手伝いです。
いろいろ長々と書きましたが、まずは「何によって貢献するか」と言う強い戦略原点をはっきりする必要があるかと思います。
そうなると、【事業ドメイン】の話も必要になりますね。
事業ドメインの定義が狭すぎると事業展開に制約が生じるし、広すぎると焦点がボケでしまい設定していないのと同じことになってしまう。
また勉強が必要です。
そしてワインにも少し興味が湧きました。
芸術や文化にももっと触れてみようと思います。

日本は、フランスのような高度な芸術・文化とアメリカのような高度な科学技術をどちらも併せ持つ国です。
その強みをしっかりとビジネスにも活かしていかないともったいないです。
あっ、あと最後に前田さんの著書『葡萄酒の戦略』をもらいました♪
3000円のセミナーで、勉強になる話を聞いた上に、2400円の本をもらえる。

-経営

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