(書評)『黒服物語』~原作を読んでドラマをもっと楽しむ~

公開日: : 最終更新日:2016/05/23 おすすめ本

2014年の10月からドラマ化される『黒服物語』を読んでみました。

なかなか過激な描写も多くて、これをジャニーズの中島健人さんと佐々木希さんでどこまで再現するのかめっちゃ気になります。

黒服物語

あらすじ

医学部の受験に失敗した主人公、小川彰(20)が自暴自棄になって酔いつぶれていたところに、池袋のキャバクラ「ジュリエット」のNo.1ホステス杏子が通りかかります。
その杏子に一目惚れした彰はオープン前のジュリエットに「働かせてください!」と乗り込みます。

勤務初日にクラッシュしてお客様やキャストさんにお酒をぶちまけてしまいますが、それでも「初めて見つけた自分の居場所」と頑張ります。

徐々に仕事にも慣れてきたころ、尊敬する上司の原田が杏子とラブホテルから出てくるところを目撃してしまいます…!
ご法度である黒服とキャバ嬢の男女関係に怒り悲しみ、原田に黒服としての勝負を挑む彰ですが…。

そんなこんな紆余曲折を経て一人前の黒服に成長していく物語です。

しかし小川君はよく殴られるキャラですね。
1巻だけでも無銭飲食したバーのマスターに蹴られ、上司に殴られ、医者の父親に殴られ、担当キャストの彼氏に殴られ、担当キャストに蹴られ…(笑)

あるある

読んでいて「あ~、こういうのあるわ~」と思ったこと。

No,1のキャストさんがめっちゃ普通の人と付き合う 

No,1のキャストさんがお客様と付き合って、しかもそれが本当に普通の人だというのも確かにあることです。もちろんお金持ちのお客様と付き合った女の子もいるので、普通の人の方が多いかというとそうではないかもしれませんが…。

付け回しをやっていて女の子に詰め寄られる

付け回し(指名係)は本当に大事なポジションです。回し方が悪いとお店の1カ月後の売上やキャストさんの成績にモロに反映されます。
自然と指導も厳しくなり、キャストさんからの要求もキツくなります。
店舗でアルバイトをしていたころ、お客様、キャスト、上司から詰められて泣きながら付け回しをしている先輩も見たことがあります。

小箱の一体感

面積の小さなお店は黒服同士、キャスト同士だけでなく、お客様まで距離感が近くてアットホームになります。
お客様同士も皆知り合いで、指名被ってても気にしないなんてこともあります。

遅刻や欠勤の常習犯

確かにいます。私もマネージャーになりたての時、担当の女の子から「今日休むからー」ってメールが来て、出勤に穴をあけると上司に怒られるのでテンション下がってました。 

徐々に担当キャストさんとの信頼関係ができて頑張ってくれるようになる 

初めての担当キャスト美樹さんと彰のやりとりはちょっとクサいですが、マネージャーと担当キャストのやり取りにはこんな場面もあります。
やはり人間と人間なのでぶつかる時もあり、信頼関係を構築していくには時間もかかります。

響いたポイント

人は化ける

浪人生活中も全然勉強せずに受験から逃げ出した彰君が立派に黒服として成長していく姿はとても響きます。そして実際こういうことはあるのです。

採用をやっていて、面接の時には「この子大丈夫かなぁ」と思った男性が、半年くらい経つとめちゃくちゃ頼もしい黒服になっていたりします。

TOMの感想

担当マネージャーとキャストのやりとりや、新人ウエイターへのフォロー、付け回しの実務など、割とリアルに描いてあるなぁという印象を受けました。

ところどころ「そんなことあるか!w」と思う部分はありましたが、そこは細かいリアルさと分かりやすい面白さのバランスをとっているんだと思います。
読み物として面白いものにするには、読者の「キャバクラってこうなんでしょう?」という期待にも分かりやすく応えなければいけません。

ただ、個人的にはぼっちゃん刈りだった主人公の襟足がどんどん伸びていく所がなんとなく気に食わないです(笑)

NAVERまとめ

200%楽しむ!キャバクラの中の人が教えるドラマ『黒服物語』の注目ポイント

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黒服物語原作

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